【3分でわかる】銘柄紹介&レビュー『ミクターズバレルストレングスライ』
ひっそりブーム!アメリカン・ウイスキー
ウイスキー・ブームといえば、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーのことをイメージしがちですが、実は一部のバーボン・ウイスキーもひっそりとブームになっています。
現行品でもジョージ・T・スタッグjrやブッカーズなど、人気の少量生産・バッチナンバー付きのバーボンは発売と同時に売り切れ、すぐにプレミア価格がついています。
こっちを見ているワイルド・ターキーやジャズクラブ、ストーンブルックなど、販売当時の価格の数倍〜数十倍で取引されているオールド・バーボンも珍しくはありません。
資本の投下と技術革新によりアメリカに小さな蒸溜所がいくつもでき、今やスコッチと同じ製法で稼働している蒸溜所も多く、新たな『アメリカン・ウイスキー』としての地位・ブランドを確立しつつあります。
日本では、サントリーがビーム社を買収してから行っているプロモーション活動により、徐々に認知度はあがってきてはいますが、まだまだ旧来の『ワイルドなお酒』というイメージが抜けず、ブームとまではいっていません。
今注目のアメリカン・ウイスキー『ミクターズバレルストレングスライ』
そのなかで、日本でも人気が高まりつつある注目のアメリカン・ウイスキーがこちら

ミクターズ US★1 バレルストレングス ライウイスキー
度数56パーセント前後(ロットによって微妙に異なるようです)
※ミクターズには様々な種類・タイプのウイスキーが生産されているので、間違えないように注意してください。
プレミアバーボン・ブームの次に今世界で注目されているのが、こういったライ・ウイスキーです。
コーンとモルトの比率を上げることにより、従来のライ・ウイスキーよりも骨太で味わい深く、ライ・ウイスキーの特徴であるスパイシーさとともに、バーボンのような樽香や甘みもしっかりと感じられます。
日本ではまだ馴染みが薄いぶん、プレミアの価値がまだついておらず、いまのところ比較的購入しやすいのも魅力です。
ブームの理由、ウイスキーを見るうえで重要な4つのこと
ミクターズ バレルストレングス ライ が注目される理由は以下の4点です。これは、どのウイスキーのスペックをみる上でもとても重要なポイントです。
・原酒タイプ・生産本数が少量・限定であること(プレミアの価値がつきやすい)
・毎年違ったタイプを年に一度のみリリース(コレクター要素がある)
・バーボンの樽のオークションで最高落札価格を記録するなど、日本での認知度は低くとも世界的な評価が高い(ブランド力・世界的な需要がある)
参照)https://jp.prnasia.com/story/55864-3.shtml
・(いちばん大切なことです)自分が飲んで、とてもおいしかったこと
2021年バージョンは56度前後のものが日本に入ってきているようです。
シングルバレルとのことで、総生産本数は限定258本との情報もあります。
(本数やヴィンテージがボトルに記載されていればなおのこと良いのですが……)
ミクターズ ライ まとめ
今回は世界ではスコッチやジャパニーズだけではなく、アメリカン・ウイスキー・ブームがきていることに少しだけ触れ、そのなかでも注目されつつあるライ・ウイスキーの『ミクターズ US★1 バレルストレングス ライウイスキー』を紹介しました。
わたしは早い段階で惚れ込んだので数本購入しましたが、現在、ネットの酒屋さんでも、売り切れたところがほろんどであり、販売中のお店であっても購入本数に制限がつけられているところがほとんどのようです。
買えるお店が数店舗あったのが、今ではこちらの店舗のみになりました。
(タイプの違うライウイスキーは購入できます)
これからは従来の『スコッチ』や『バーボン』といったカテゴリー別ではなく、より広い意味で『ウイスキー』として、バーボンやライ・ウイスキーが楽しまれるようになるかもしれません。
今回はミクターズを紹介しましたが、カテゴリーに縛られず、みなさまの選択肢が増え、少しでも蒸留酒を嗜む文化が広がれば本望です。
補足
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