
ロイヤルハウスホールドは、スコットランド産の高級ブレンデッドスコッチウイスキーで、イギリス王室専用として誕生した歴史ある銘柄です。
ロイヤルハウスホールドとは

ロイヤルハウスホールドは、歴史的背景と希少性、高貴な味わいから、多くのウイスキー愛好家に特別視されています。
【ロイヤルハウスホールド歴史】
・1897年、イギリス皇太子(後のエドワード7世)の要望でジェームズ・ブキャナン社が開発。翌年には王室御用達となった。
(現在の所有者はディアジオ社)
・昭和天皇が皇太子時代にイギリス訪問時、このウイスキーが贈られ、日本での販売許可が得られるように。
・1990年代になってようやく英国王室以外にも、日本とイギリスのみで購入できるようになった希少な銘柄。
【ロイヤルハウスホールド エピソード】
・「ロイヤルハウスホールド」は45種類の原酒をブレンドしているが、「1707 アニバーサリー ブレンド」は6種類のモルトのみ使用しているのが特徴。(販売されたのは英国の他は日本のみ、1本ずつ「シリアルナンバー入り)。
・1993年、ロイヤルワラントが見なおされ『The Royal Household』は王室御用達から外れることに。
それにより『The』という字がなくなり、ラベルには『Royal Household 』と記載されるように。
現在では『The』の文字がついてるボトルはオールドボトルとして希少価値が高い。
ロイヤルハウスホールド 公式コメント)
気品漂う逸品
45種類にも及ぶ原酒が織り成す、繊細な味わい。 ダルウィニーをキーモルトとして使用し、特別に選りすぐられた原酒を使用しています。 その味わいは繊細で、気品漂う風格に溢れたスコッチです。
色合い) 輝く黄金色。
風味)心地よいカモミールと蜂蜜の甘い香り。
口当たり)繊細かつリッチで気品漂う風格。
フィニッシュ)シトラスと蓮華の蜂蜜を感じさせ、長く魅惑的な余韻が特徴。
市場価格)

2020年代から年々、少しずつ値上がってきていますね……。
公式サイト) https://www.mhdkk.com/brands/royal-household
ロイヤルハウスホールド 評価レビュー

実際に飲んでみました。

・香り
最初に白いお花のような華やかさがパァァァァンっときて、その向こう側にコンポートした洋梨が乗ったパイ、ほんのりピートやモルティーな甘み、藁とほんのり石油的なオイリー、
香るたびにいろんな部分が感じられて、楽しい。香りの玉手箱。
色合いでいうと上品な”白”か”オフホワイト”.。
・味わい
ひとくち含むとクリーンでエステリーな優しい甘みがグングンどこまでもスムースに広がって、
シンプルに、ほんっとに美味しい。
ベルベットのような、上質ななめらかさの頂点にいるウイスキーです。
全体を通して超なめらかでスムースですが、フルーティーだったりコクがあったり、ところどころとても上品に彩られた味わいが顔を出します。
でも主張が激しかったり厚かましくはなく、あくまで自然体としてそこにいるような。
今のウイスキーでは感じることのできなくなったナチュラルな味わい。
かつては飲みやすいことがブレンデッドウイスキーの特徴でしたが、その極地にいます。
縦よりも横に伸びていくような。

スコットランドの美しい平原を想起させる、綺麗で上品な味わいです。
ロイヤルハウスホールド まとめと代わりの廉価版の銘柄
さすがブレンデッドウイスキーの王様、飲みやすいウイスキーの頂点と言っても過言ではないかもしれません。
昨今の特徴がドーーーンっというようなウイスキーや、シングルモルトのような「コレといえばこの味わい!!」といった個性はありませんが、
ほんっとにラグジュアリーでなめらか、シルクのような飲み心地にうっとりとします。
かといって薄っぺらいこともなく、どんどん自然で美しい味わいが伸びていきます。

ウイスキー愛好家の方には、どこかの機会でぜひ一度は飲んでいただきたい不朽の名作ですね。
気になるけどそこまで手が出ないと言う方は、
まずは同じジェームズブキャナン社がつくっていた(現在はディアジオ社)、ロイヤルハウスホールドの廉価版
『ブキャナンズ12年』を試してみるのもおすすめです。
ブキャナン12年とは)
・ブキャナンズ12年は、スコットランド産のブレンデッドスコッチウイスキーで、フルーティーな風味とライトで滑らかながら、ほんのりスモーキーな飲み心地が特徴です。
特徴と味わい)
・1884年に設立されたジェームズ・ブキャナン&Coによる製品で、ロイヤルハウスホールドの廉価版として、1990年ごろ、一時は人気に。
・ブキャナンズ12年は、フルーティーでライト、スモーキーさも持ちながらもバランスが良く、ウイスキー初心者から愛好家まで、幅広い人に適したウイスキーです。
(そのさらに廉価版に、安うまウイスキー筆頭のブラック&ホワイトがあります)。
補足
※ウイスキーをお得に購入したい方は、ネットのみならず、酒屋さん店頭での購入もおすすめします(送料がかからないため)。
特に、ウイスキーを広く取り扱うやまやさんでは最安値に近い価格で購入できます。

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