【3分でわかる】アイラウイスキー好きは必ず経験しておきたい世界で一番スモーキーなウイスキー
『オクトモア』を、簡単にまとめました。(12.2のテイスティングレビューも下記に記載)
オクトモアとは
・アイラ島にあるブルックラディ蒸溜所で2002年から作られている超絶スモーキータイプの銘柄
・世界で1番スモーキーなウイスキー
(麦芽を作るときに、温度を抑えながら、長時間ピートの煙で燻されることによって作られる)
・年に一度、毎年違うバージョンのものがリリースされる。(よって安定的なスタンダードボトルがありません)
・基本的に、熟成年数は5年(過去に数回、7年や10年ものもリリースされています)。
・原料や環境によって個体差が生じるため、フェノール値(ppm)はリリースされるごとに異なります。
どれくらいスモーキーなの?
通常のアイラモルトのスモーキーさを数値化すると、
・ボウモア 約 20ppm
・ラフロイグ 約40ppm
・アードベッグ 約50ppm
オクトモア(過去最高バージョン8,3) 約309ppm
(※バージョンによって違います)
サイヤ人と地球人のスカウターの数値くらい、違いますね。
オクトモア ラインナップ
年に一度、毎年違うバージョンのものがリリースされますので、安定的なスタンダードボトルがありません。
2021年12月現在、発売されているのは
12.1
12.2
上記に加え、ほんの少しだけ過去にリリースされたバージョンも市場にはあるようです。
順を追って、近々最新の12,3も発売されるようです。
数字の意味
オクトモアは毎年、年単位で異なったバージョンがリリースされます。
その年ごとに、最初の数字がナンバリングされ(2021年現在の最新は12シリーズ)、あとに続く数字で熟成される樽や原酒が示唆されています。
「〇〇.1」バーボン樽100%原酒使用
「〇〇.2」ワイン樽熟成原酒とバーボン樽とのヴァッティング
「〇〇.3」100%オクトモア農場産の大麦を使用
「〇〇.4」ヴァージンオーク(新樽)100%原酒使用
オクトモア 感想・レビュー
今回はバージョン12.2(ソーテルヌワイン樽で熟成)を飲んでみました。

・香り
ピート、土と煙が全体をおおい、奥になめらかでフローラル、時間の経過とともに花の蜜、砂糖菓子のような香りがどんどん花開いていきます。
・味わい
上品でフルーティな甘味とフローラルな香りが広がり、次に爆発的なスモークが押し寄せ、ピートの香りに包まれながらフィニッシュはなめらかで上質、シルキーなコンポートにしたフルーツの甘味が続く。
12,2はオクトモアらしい爆発的なピートの香りもありますが、フルーツや花の蜜のような上品な甘みがどんどん押し寄せてくる、非常に美味しく素晴らしい仕上がりでした!
歴代のオクトモアの中でも、群を抜いてフルーティなアロマを感じられるバランスの良い一本です。
リリースされたばかりで、今ならまだ購入できるところもありますので、スモーキーなアイラウイスキー好きには非常にオススメです!(生産本数も限られていますので、売り切れていたら申し訳ございません)
オクトモア まとめ
世界最強のスモーキー・ウイスキー、オクトモアをご紹介しました。
「これを飲まずしてアイラを語ることなかれ」と言われているウイスキーです。
ボトルの形状にも表されているように、今までのウイスキーの固定概念を覆すことを理念としてつくられた銘柄です。
どのラインナップも、爆発的なスモーキーさのなかにしっかりとした甘みが感じられる非常に素晴らしいウイスキーです。
未体験の方はぜひ一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
補足
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