【セラーエイジドなど】スニフのウイスキーレビュー集第12弾【評価・感想】

バーテンダーをしている私スニフが、テイスティングしたウイスキーの一部をご紹介する記事の12個目です。

今回は注目のメーカーズマークセラーエイジドや９０年代のオールドボトルのラフロイグやベンネヴィス、余市10年の限定品など、高級品も多いです。

香りは木の香りとセメンダイン、ほんのりフローラル、奥にシナモン、カスタードプリン。
味わいはパワフルな樽香とドライでビターなバーボンらしいバーボン。

少し置いているとほんのりアプリコットとか。

熟成も長いので、時間をかけて飲むべきかな。

封開けたてはパワフル。

桃の香りのするラフロイグ。黄桃よりも白桃。スモークとフルーツが同居。

ラフロイグの90年代のはほんっとフルーティーでエレガントだなあ。
ヨード&スモーク一辺倒ではない複雑な美味しさ。
フルーツのコンポートみたいな甘み。最初にくるラフロイグらしさの奥にそれがあるから、ちょっと飲み慣れた人向けかもしれない。

めちゃんこうめえ。

バナナと桃とミルクの入ったミックスジュースみたいな甘さとケミカル、オイリー。
軽やかでふわっとフルーティー、柑橘の皮や紅茶系のビター。

90年代後半以降のベンネヴィスはほんと、フルーティーとケミカルのちょうど狭間をいって絶妙においしいなあ。

もっとむかしのボトルは、なめし革製品みたいなクセが強かった気が。

パワフルな樽香、木工用ボンドと濃い煮詰めた砂糖のような香ばしい甘み。
数滴の残りですが、こんなに味がくっきり残っているとは。

さすがメーカーズマークの最上位クラス。

まさかの青リンゴ、優しいあっさりウッドとピリピリスパイス、遠くのほうにほんのりセメンダイン。

優しいダニエルさん、まさかのトップノートに青リンゴ。

濃密なバニラとナッツ、カスタードクリーム、洋梨。白い花の蜜。
豊かな果実感がドバドバ、コクのある甘みと樽ビター、ナツメグ、ジンジャー系の暖かいスパイスなど！
あ、奥の方に桃がいるかも！

封開けたてだから、ちょっと時間もかけるともっとフルーツ出てきそう。

うまし！！

もっと話題になっていないのが不思議なほど、よくできています。

みんな大好きたっぷり濃密なバニラ＆フルーツです。

強い樽香とバナナやバニラ、黒糖などのまったぁりとした甘さ、生き生きした元気なピート、焦げ感、複層的で。
ほんのりエステリーな甘さとどっしりコクのある甘さ、ヴァージンオークの力強さと余市ならではの骨太ピート感、いろいろあいまって、
めちゃくちゃおいしい。

おいしいけどバカみたいな価格になっとる。
さすがにここまでの価値はないかなあ……。

アルコール感の向こう側にレーズンやプルーン、ブルーベリー系のダークフルーツとトフィー感とややクリーミーな甘さ。あと味はピリピリホットスパイシー。

一筋縄じゃいかないぜ！的な玄人好みの力強さとクセのあるアウトローちゃん。

上品な果実香と樽感。
煮詰めたりんごと、少し焦げたカラメルのようなコクのある甘み、ほのかにシナモン系のスパイス。

華やかなりんごのアロマ、というよりも、コクのある濃縮りんごのアロマ、という感じ。
初心者よりもお酒好きな大人向け。

日本では需要が少ないせいか、20年物が1万円ほどで購入できるのもカルヴァドスの魅力ですね（流通在庫限りかもしれませんが）。

話題のメーカーズマークのセラーエイジドは、意外にもバーボン好きにはたまらないガッツリとした味わいでした。ゆっくりと飲むと、グラスに注いでから時間の経過とともに変化していくさまも楽しめて、非常に奥行きのある長期熟成バーボンウイスキーです。

エイヴィアンズのグレンマレイは市場にあまっているのが不思議なほど、バニラ＆フルーツ感がはっきりと感じられて、みんなに愛されそうな仕上がりで良い意味で驚きました（なんで話題になっていないのだろう……）。

年会費・入会費無料の「やまやカード」をつくっておけば、毎月２０日の「やまや感謝デー」で３％オフで購入できるのもお得で嬉しいです。レアウイスキーもカード会員限定で購入できるときもあります。

私のTwitterやInstagram（ストーリー）でも注目・人気ウイスキーの情報を発信していますので、よろしければご覧ください。