本記事では1000銘柄以上飲んできた私のバーテンダーとしての経験をもとに、家飲みにオススメな2000円〜3000円台で購入できるバーボンウイスキーをご紹介しています。
味わいのタイプを大まかに甘口と辛口の2つに分けてご紹介してます。
みなさまの好みにあったバーボン選びに役立てば幸いです。
甘口・マイルドなバーボン
オールドバーズタウン
とろっと甘い香りとなめらかな口当たりが特徴の甘口バーボン。
アルコールの尖ったところやバーボン特有のセメダイン臭(溶剤のような香り)が全く感じられない柔らかく甘い銘柄。
私のイチオシ銘柄です。メープルシロップや暖かい木の香りが孤独に疲れた夜を癒してくれます。
オールドフォレスター
バニラの香りとウッディな暖かさ、フルーティーで軽やかなバーボン。
他の一般的なバーボンと比べ、少しだけライ麦の比率が多いのが特徴で、スパイシーさもやや感じられる軽やかでバランスの良い銘柄。
『香り高く重すぎないフルーティな味わい』が特徴
エヴァンウィリアムス 12年
エヴァン・ウィリアムスは、世界第2位の販売量を誇るバーボン。
バーボンの中では上品でリッチな味わいが特徴。バニラやココナッツの甘いアロマ、シナモンのスパイシーさやローストしたナッツのような心地よい余韻が長く続きます。
バーボンとしては長期熟成の12年ものがお手頃な価格で味わえるのも魅力。
最初にトウモロコシを原料としたウィスキーを造ったとされる人物、エヴァン・ウィリアムスにちなんで名前がつけられています。
ウッドフォードリザーブ
ケンタッキー・ダービーの公式バーボンとしても認定されている銘柄。石灰岩で建てられた独特の貯蔵庫を使用し、ゆっくりとした均一の熟成を重ねることで並外れてなめらかな味わいに。ケンタッキー州最古の蒸溜所。
樽の暖かみとまろやかな酒質、バニラウエハースのような甘さが特徴。
甘口ながら軽すぎず、なめらかで上質な万人受けする銘柄です
まだまだ広がるメロウな甘口バーボンの世界
辛口・パワフルなバーボン
ファイティングコック
ライ麦のかわりに小麦を使用しているため、力強さの中にも温和で親しみやすい味わいのバーボン。
51.5%の高アルコール度数からくるパンチと、バーボンらしい荒々しさを持つ昔ながらのバーボンファンにはたまらない逸品。
名前の通り、刺激的でスパイシーなバーボンです。体の内側から闘志がみなぎるかもしれません
ノブクリーク
低温と高温で2度焼きを施された特別なオーク樽で熟成されることで、リッチで力強いフレーバーが特徴のバーボン。
ウッディでスパイシー、ツンと来る溶剤臭とバニラやキャラメルの甘さ。バーボンらしさが全開のパンチの効いた銘柄。
大人気バーボン・ブッカーズと同じジムビーム蒸留所で作られている、ブッカーズの弟分的な名柄です。
バッファロートレース
バッファロートレース蒸留所は、アメリカ最古といわれる最大規模の蒸留所のフラッグシップ的な銘柄。
ライ麦パンのような香ばしさ、バニラ香とウッディでスパイシーな余韻が押し寄せてきます。8年から12年物の樽の中から絞り込んだ物だけを瓶詰めしており、長期熟成によるやや強めのボディと、上品な甘みが特徴。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペディション、09年・12年にて最高金賞を受賞するなど、多くの受賞歴を誇るバーボンです。
エライジャクレイグ
米ウイスキー・アドボケート誌が選出する2017年TOP20ウイスキーでNo.1ウイスキーに選出された正統派バーボン。
濃厚なブラウンシュガーの甘みと力強いウッディな芳香、スパイシーな余韻が特徴の骨太な逸品です。
初めてバーボンを造り出したことから「バーボンの父」と呼ばれた聖職者『エライジャ・クレイグ牧師』にちなんで名づけられた銘柄です
まだまだ広がるハードな辛口バーボンの世界
家飲みおすすめバーボン まとめ
本記事では家飲みにおすすめなバーボンの銘柄を、2000円〜3000円台の中からご紹介しました。
大きく『甘口』と『辛口』の味わい別にわけてご紹介しましたので、みなさまの銘柄選びの一助となれば幸いです。
少しだけマニアックな銘柄から、コスパの高いものだけを厳選しました
スパイシーな銘柄やクセのあるお酒がお好きな方はライウイスキーもおすすめですので、気になる方はこちらの記事もご参考下さい。
【日本人にはまだ知られていないアメリカで大ブームのライウイスキーの世界】
(スコッチ・アイリッシュバージョンもあります)
補足
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ご一読、ありがとうございます。
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