バーテンダーをしている私スニフが、テイスティングしたウイスキーの一部をご紹介する記事の15個目です。
(第14弾は下記記事です)
今回は2024年にモデルチェンジをしたラフロイグのクォーターカスクの新旧に比べや、ジョージTスタッグ、リベットのトライアンフや白州のややオールドボトル などもあります。
※あくまでX(Twitter)に投稿している個人の軽い感想をまとめたものです。
何かのご参考になるものがあれば幸いです。
ウイスキーテイスティングレビュー一覧(感想・評価)
グレンリベット ナデューラ 1991 トライアンフ レビュー評価
白桃系のフルーティーさ、モルティandクリーミー、色でいうと白系に少し茶色の素朴さと香ばしさを混ぜたような。
味わいも白系のフルーティーさがふくよかに膨らんで、やや焦げ感とモルティな香ばさがあって、ほどよい厚みと媚びない甘味、余韻も長くジンジャー系の暖かさ。おいしい。
スタッグ ジュニア STAGG Jr レビュー評価
パワフルでフルボディ、ウッディとバニラとダークなストーンフルーツ。
口に入れると爆発的な樽香とバーボンらしいセメンダインとコクのある甘み。スパイス。
バーボンの美味しいところがギュッと全て高いレベルで詰まっている感じ。
アイラ好きがオクトモアに一度はハマるように、バーボン好きのお客さんはスタッグジュニアを飲むとだいたいハマる。バーボン爆弾。
昔飲んだ親分のジョージTスタッグは香りからもっとセメンダインだった気が。
近年のボトルはジュニア(Jr)がついてないそうですね。
ラフロイグ クォーターカスク 旧ラベル レビュー評価
サラミや生ハム、砂糖菓子みたいな甘さ、柔らかめのラフロイグらしいヨードとスモーク、全体を通してややウッディさもあり、ビターチョコなフィニッシュ。
ラフロイグのなかでは優しいとても飲みやすいラフロイグ。
ラフロイグ クォーターカスク 新ラベル レビュー評価
ややドライなスモーキーさ、燻した藁、優しいヨード、麦汁、奥にバニラクリームとクッキー。
あっさりスムースで飲みやすいラフロイグ。
前のほうが甘みなどの味が濃くて、新しいほうがあっさりドライになっている気がします(好みがわかれそう)。
ラフコースト(ラガヴーリン) レッドワインカスク 100プルーフ レビュー評価
石鹸、バーベキューソース、焚き火スモーク。
スモークとシャープな甘み、ほんのりブラックベリーとローストナッツ、革とオイル、フィニッシュはあっさり。
開けたてはハネて若々しさも感じますが、置いとくとベリー感がでてきて良き。
ラフロイグ レガシー エディション レビュー評価
ラフロイグらしいヨードとスモークに焦げた樽の香ばしさとフレッシュなウッディさがプラスされた感じ。まったりというよりも颯爽とした甘みで、少し若い感じでフィニッシュもあっさり。
トマーチン 14年 ポートウッドフィニッシュ 少しオールドボトル レビュー評価
はちみつバタートースト、赤ワイン、アップルパイ、ほんのりナッティとか。
ダークなストーンフルーツのコンポート、ほんのりナッティで暖かく、ジンジャー的なフィニッシュ。
数年前にでた当初は期待はずれかなあ、と思っていましたが、あれ、久々に飲むと、とてもおいしいぞ……。
白州 蒸留所限定ボトル ややオールドボトル レビュー評価
めちゃくちゃフルーティーな香りで驚きました。マンゴーや杏系のオレンジの熟した果実、ほんのりバニラやりんご、奥に爽やかな新緑ずっと香りをかいでいたい。
味わいはあっさりスムースながらカスタードグリームやりんご飴のような甘さがあり、後半にバニラが伸びやかに広がる。優しく全体を覆うジンジャーと柔らかな木々の香り。
10年以上前のボトル。パンチはないですが、のびやかで美味しい。昔のスタンダードってこんなんだったなあ、というのを思い出す味わい。
ケイデンヘッドのブレンデッドモルト お土産品 レビュー評価
スコットランドのケイデンヘッドのショップのお土産ボトル。
生ハムスモークととっぷりボディの厚いバニラアイス的な甘さ、穏やかフィニッシュ。
カリラ入ってそう。よくまとまっていて飲みやすく美味しい。
アイルオブジュラ 1986 13年 バーボン樽
1999年ボトリング。
昔のモルト特有の少し酸味のある爽やかでモルティ香りとクリーミーさ、ウエハース。奥にかすかにピート、いちじく。
ライトな甘みとクリーミーでグラッシーなふくよかさ、心地良いビター感がのびやかに広がる。
ピート焚いてないのにほんのりピーティなのは、仕込み水が色が濃いピートの水だったからだろうか。
ウイスキーテイスティングレビューまとめ
モデルチェンジをしたラフロイグですが、前回のタイプよりもあっさりと飲みやすくなっている印象です(ボトルの状態も違うので、開封後変化するかもしれませんが)。
昔のスタンダードで、特段プレミア価格のついていない銘柄も、ずいぶん久しぶりに飲むと
「あれ、コレこんなに美味しかったっけ？」
となることがよくあります。
みなさん今お持ちのお気に入りのボトルがあれば、一本保存用に置いてみるのも、後の楽しみになって良いかもしれませんね。
補足
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