
世界中で大人気、なかなかふつうに買えない銘柄ですが、わりと人を選びそうな銘柄です。
スプリングバンク各種 私の正直な感想 (評価・レビュー)
スプリングバンク 10年 レビュー

潮っぽさとフルーツグミとほんのり焼いた藁的なりあっさりと飲みやすい。
最後数ミリだから、アルコールのアタック感とかは抜けてしまっておる。残りわずかなウイスキーは、置いとかずにそのまま飲み切ったほうが良い。瓶の中ほとんど空気では、さすがに抜けるのが早い。
おいしいが、他のシングルモルト銘柄のスタンダードと同じように、無難に美味しい。
フルーツキャンディ感が人気なのか、むむむぅ。
とにもかくにも、お値段は異常すぎるかなあ。
スプリングバンク 15年 レビュー

フルーツキャンディーとほんのりとだけミルキーさ、潮の感じが絶妙なアクセント。
10年よりもフルーティーさが目立って、樽の木の感じとコクのある甘みと塩っぽさとビター感のバランスが秀逸、熟成感というか奥行きも深くて素晴らしい。
素直においしいし、やはりバンクはバンクの味がちゃんとして良き。
スプリングバンク 15年 ラムウッド 51.0% レビュー

パイナップルなどの酸味のある爽やかなフルーツと干し草、モルティな甘み、じんわりオイリーっぽさと潮っぽさがまじって、飲みごたえもあってバランスが良き。
残り最後のほんの数ミリでしたが、抜けることなくしっかりしていらした。
スプリングバンク 9年 スモールカスクス レビュー

9年熟成のカスクストレングス(52.7%)。
バンクらしい華やかな香りとトフィーでコクのある甘さ、奥のほうにほんのり塩キャラメルかつオイリー、乾いた草。
素直においしい。
まっすぐ育った性格の良いべっぴんさん、という感じ
スプリングバンク 1997 (〜2007)55.2% レビュー

メロンとかキュウリのグリーンスニフフルーツ感とバナナやマンゴー的なイエローフルーツ感、かつやや瞬間接着剤的な工業品感と穀物とオイルと潮と。
塩っぽさに輪郭を縁取られたフルーティーで華やかさと、皮製品と工業油と燃やした藁とバニラとドライな切れ上がりと。
いろんな味がコロコロ、変わるがわる顔をだして、ほんとに楽しいし美味しい。
スプリングバンクはいつも思うけど、どちらかというと初心者の方とか全員にオススメというよりも、ウイスキー好きの愛好家向けな味わいな気がする。めちゃくちゃブームではありますが。
スプリングバンク 1999 シェリーカスク15年(イーパワー) レビュー

【最後テイスティング】
草っぽさの奥にフルーツ。
口に含むとソルティ&フルーティーさがふんわり広がってとても美味。
アクセントに塩っぽさと草ピート感が補強して、薄っぺらくない味わい。
美味しいものはウイスキーに限らず、口の中で変化していく
スプリングバンク15年 トールボトル オールドボトル

とっっっても華やか。上品なお花感とフルーツキャンディーとふくよかヘザーヒース。
「モルトの香水」と言われた時代の希少なボトル。
むかしのボトルは、なにがどうとか、言語化するのが野暮に思えてしまう。
サマローリ ロングロウ 1973

伝説のボトル。
幻の試験版1973年ロングロウ。
(オフィシャルの発売は1974から)
山椒、爽やかフルーツやシルキー麦芽バニラの奥に火薬、石灰、乾いたスモーク、ナチュラルな甘みと硝煙感。
一口入れるだけでずーーっとおいしい。
古き良き時代のモルト。
私の評価まとめ おすすめする人しない人
ほんのりとだけ、潮感と乾いた牧草感などのクセがあるのですが、それがアクセントとなってフルーティーさを際立たせています。
もともと生産量も多くはなく、世界中で大人気・争奪戦のようなので、入手困難な状態が続いています。
購買力的に、日本への割り当て本数自体も減っているのかもしれませんね。

個人的にはウイスキー初心者や万人がわかりやすく「美味しい!」というよりも、ウイスキー好きにとって「コレコレ」となる類のモルトかな、と思います。
スプリングバンクとは?キャンベルタウンを代表するシングルモルト
スコッチウイスキーの中でも「スプリングバンク」は、ウイスキーファンから特別な存在として愛されています。希少性の高さや個性的な味わいから「一度は飲みたいウイスキー」とも言われる銘柄です。ここでは、その特徴や魅力をわかりやすく紹介します。
スプリングバンクの基本情報
- 産地:スコットランド・キャンベルタウン
- 蒸留所:スプリングバンク蒸留所
- 創業:1828年
- 種類:シングルモルト・スコッチウイスキー
キャンベルタウンはかつて30以上の蒸留所があった「ウイスキーの聖地」ですが、現在では数えるほどしか残っていません。その中でスプリングバンクは、伝統的な製法を守り続けている貴重な蒸留所です。
スプリングバンクの特徴
- 伝統的な製法を堅持
→ 麦芽の製造からボトリングまで、全工程を自社で一貫生産。現存する蒸留所の中でも非常に珍しいスタイルです。 - 複雑な香味
→ 塩気を感じる潮風のニュアンスと、フルーティーさやスモーキーさが混じり合った個性的な味わい。 - 3種類のウイスキーを生産
→ スプリングバンク、ロングロウ、ヘーゼルバーンの3ブランドを展開し、それぞれ異なる個性を楽しめます。
スプリングバンクが評価される理由
- キャンベルタウンという希少な地域で造られる伝統の味
- 職人の手作業によるこだわりの製法
- 年数表記のあるボトルが多く、熟成年数ごとの違いが明確
- 世界的な品薄傾向で、コレクション価値も高い
キャンベルタウンの歴史とスプリングバンク
かつてキャンベルタウンには30以上の蒸溜所が存在し、世界的なウイスキー生産地として栄えていました。
しかし、世界恐慌やアメリカの禁酒法の影響で多くの蒸溜所が閉鎖。スプリングバンク蒸溜所も1926〜1933年、1979〜1987年の2度にわたり操業停止の危機に直面しました。
それでも再開を果たし、今日まで伝統を守り抜いています。
日本との深い縁:竹鶴政孝とスプリングバンク
ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝は、キャンベルタウンにかつて存在したヘーゼルバーン蒸溜所で実習を受けました。
この経験が日本のウイスキーづくりに大きな影響を与えたとされ、スプリングバンクと日本ウイスキーは深いつながりを持っています。
まとめ
スプリングバンクは「伝統と個性」を象徴するウイスキーです。潮の香りや複雑な風味は、他の産地では味わえない独自の魅力を持っています。希少性も高く、バーで見かけたらぜひ試してみたい一本です
公式サイト) https://www.springbank.scot/?utm_source=chatgpt.com
現在の市場価格)
スプリングバンク 私以外の人の評価(YouTube)
わかりやすく丁寧にウイスキーを紹介されている、人気の情報発信者の”せるじおさん”の評価はコチラです。
ひとつの銘柄でもいろんな人の感じ方を知ると、自分の味覚の幅が広がったり、楽しみも増えるのでぜひご参考ください〜!
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