【2分でわかる『トラベイグ(トルベイグ)』】

タリスカーのあるスカイ島に新たに誕生した、プロのバーテンダーも注目する銘柄です。
トラベイグ(Torabhaig)蒸留所とは

・ボトラーズのモスバーン・ディスティラーズ(Mossburn Distillers)が運営する新しいシングルモルトの蒸溜所。
・タリスカーで有名なスカイ島の南端に建設。スカイ島第二の蒸溜所。
・建物は19世紀頃の農場の家畜小屋を改築したもので、2017年1月に操業を開始。
・2021年2月にシングルモルトをファーストリリース。
・ヘビリーピーテッドのモルトウイスキーを製造。「ウェル・テンパード(しっかりと調律された)なピート香」が持ち味で、フェノール系の薬品感はない。
・「レガシー・シリーズ」の名で2種類の商品を発売しており、10年以上熟成のシングルモルトの発売が当面の目標。(最初に発売された「レガシー2017」はすぐに完売)。
位置)アイランズ(スカイ島)

公式サイト)
ラインナップ・レビュー

トラベイグ レジェンシーシリーズ 2017

・2017年蒸溜2021年発売、トラベイグ蒸溜所のファーストリリースボトル
・1stバーボン樽で3年熟成
・46%
・香り
潮風を含んだピートスモーク、バニラ&ウエハース、草っぽさやハーブ、なめらかなオイリーさと燃やした木の香ばしいアロマ。
・味
塩っぽさとバニラウエハースのような優しい甘み、ハーブの緑とウッドスモークのアロマがじんわりと 広がる。

ピートスモークと潮気、柔らかい甘みも感じるバランスの良いシングルモルトです。
2023年1月下旬ごろに入荷され、すぐに完売しました(新たな入荷情報は下記リンクをご参照ください)。
ストレートで飲むと柔らかな甘みと樽香、ロックや少し加水して飲むと穏やかなスモークがじんわり広がると高評価です。
トルベイグ アルトグラン レガシーシリーズセカンドエディション

700ml 46%
スカイ島で190年ぶり2番目に建設されたトルベイグ蒸留所のセカンドリリースボトルレガシーアルトグランです。
30樽以下から選ばれた樽をブレンドし、バランスの取れたピートの香りが魅力のシングルモルトウイスキーとなっています。バランスの取れたウッディで力強いピートに満ち溢れたこの商品は、幻想的で魅惑的な海の香りも特徴的です。ピートのフレーバーの複雑さを深く掘り下げ、真に卓越した味わいを皆様にお届けします。
『トラベイグ(トルベイグ)』まとめ
本記事では2017年よりスカイ島で創業を開始した新進気鋭の蒸溜所、トラベイグについて簡単にまとめました。

2023年1月ごろから日本へも入荷しましたが、まだ安定供給は難しいようです。スカイ島ならではの個性が光る銘柄、今後のリリースも楽しみですね。
2010年代に入り、たくさんの蒸溜所が世界各地で創業をはじめています。
スコットランドは文化や伝統、法整備がしっかりしており、どの蒸溜所も入荷とともに完売するなど、若い蒸溜所ながら品質の高さに舌を巻く銘柄が多いです。
(他の新規オープンの蒸溜所についてもっと知りたい方は下記カテゴリーもご参照ください。)


トラベイグはスカイ島にありピートスモークの個性的なシングルモルトかと思いきや、それだけではなく柔らかな甘さも兼ね備えており、今後のリリース品にも期待です。
補足
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(ウイスキーが好きな方や新たな銘柄をお探しの方は、下記から気になる記事をご覧ください)

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