私がバーテンダーをする喜びのひとつが、飲んでハッとするほど美味しいウイスキー(お酒)との出会いです。
そしてもう一つの喜びは、同じ感動をお客様(と、このサイトを読んでくださるみなさま)にご紹介し、共有できることです。
最近のハッとさせられ、思わず笑みがこぼれた出会いが、こちらのウイスキーです
シングルモルト・スコッチウイスキー
グレンキース21年です。
グレンキース21年の特徴
グレンキースの特徴はなんといっても「熟したリンゴの香り」です。
完熟りんごの香りから、やわらかくふくよかな甘み、洋梨のようなフレッシュさとまったりとしたフルーティさ、心地よく穏やかなバニラモナカのようなフィニッシュ、長く調和のとれた余韻……
21年という長期熟成の、なんともいえない熟成感
上品さと可憐さを兼ね備えた、まさにナチュラルなオーク系ウイスキーの極みです。
現在、購入できる酒屋さんもごくわずかのようです。
グレンキース蒸溜所の変遷と価値
グレンキース蒸溜所は、
・1999年にモスボール(休業)
・2013年に再開
と、約13年以上の間生産を休止していた蒸留所です。
こちらのボトルは熟成年数も21年を超えていますので、
モスボール(休業)前に蒸留したものとなります。
新たに稼働はしましたが、休業前(1999年以前)に生産されたこちらのようなタイプは、熟成庫で眠っていたものが時間の経過とともに減るいっぽうで、新たに生産することはできません。
2013年以降では、ウイスキーをとりまく環境も変わってしまったので(蒸留や発酵過程のコンピューター制御による工業化、モルトや酵母などの生産の効率化など)、休業以前と同じウイスキーは二度と生産できません。
よって、希少性とともに、今後ますます価値が上がる可能性が非常に高いです。
感動するほどフルーティーなウイスキーまとめ
今回私が感動するほど美味しかったウイスキー、グレンキース21年をご紹介しました。
爽やかでふくよかな完熟りんごの香りは、絶品です。
少しマニアックな銘柄ですので、まだ今のところ、プレミアの価値もついていません。
香り、味わいをとっても、スコッチがお好きな方はもちろん、ジャパニーズウイスキーが好きな人の贈答用にも向いています。
今のところ、まだ買える酒屋さん、サイトがあるようですので、価格が上がってしまう前に、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
補足
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みなさまの口福な世界が広がれば幸いです。
ご一読、ありがとうございます。
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