2023年9月より販売された新しくなった『アーリータイムズ』です。
詳細を簡単にまとめ、バーテンダーが実際に飲んでみた感想も書いています。
『アーリータイムズ・ゴールド』とは
・ケンタッキー州のバートン蒸溜所で生産されるバーボンウイスキー。
・アメリカのサゼラック社が保有、日本の正規輸入代理店は明治屋が行っている。
・2022年に販売開始された『ホワイト』は「アメリカンブレンデッドウイスキー」なのに対し、2023年販売開始の『ゴールド』は「バーボンウイスキー」の表記（しっかりとバーボンの規格に沿ってつくられている）。
・『ゴールド』は、甘さと樽香といったバーボンの特徴と、アーリータイムズらしい飲みやすさを掛け合わせることで、バランスの取れたスマートな味わい。
・終売となったイエローやブラウンの後継品としてではなく、新たに生まれ変わったアーリータイムズ。
公式サイト）
明治屋さん希望小売価格）
2530円（税込み）
市場価格）
おおよそ2000円前後で販売されているところが多いです。
テイスティングレビュー（感想）
バーテンダーが実際に飲んでみました。
・香り
新樽の樽香(人によってはバーボンの溶剤臭と感じるかも)、少し時間が経つと奥のほうにバニラバナナパンケーキとブラウンシュガー。
・味わい・余韻
口当たりはとてもソフト、まろやかな甘みとウッド、ややシャープでドライな切れ上がり。
封の開けたてたグラスをスワリング(揺らして)させて少し酸化させたほうが、甘い香りが表層にでてきます。もう少し甘みが強いかな、と思ったのですが、まろやかな口当たりながら後味はドライでスパイシーでした。
・ソーダ割りにすると
ソーダで割るととてもおいしくなって驚きました。
バニラ系の甘みや、ストレートではいくら探しても見つけられなかった公式テイスティングノートにある石果(ストーンフルーツ、ももやプラムなど)のニュアンスが感じとりやすいです。
甘みの後にバーボンらしい樽感とスパイシーさが余韻を残して、とても良いバランスになりました。
これは断然にソーダ割りがオススメです。私はソーダ専用として飲みます。
公式テイスティングノート ◇ 香り：バニラ、アプリコット、シトラス、ローストした茶葉。 ◇ 味わい：スマートな液質に、桃やプラムなどの甘い石果とオーク樽由来のキャラメルやメープルシュガーがきれいに溶け込んでいる。 ◇ 余韻：ライ麦のスパイシーさがドライな印象を与えながら、深く長いフィニッシュへと続いていく。
『アーリータイムズ・ゴールド』購入場所とまとめ
2023年9月より発売開始された『アーリータイムズ・ゴールド』。
口当たりは柔らかいので、ヘビーなバーボン通の方よりも、ソーダ割りで飲みやすいバーボンをお探しの方や初心者の方、軽くサラッと飲める銘柄をお探しの方におすすめです。
ウイスキーの値上がりが続く近況を考えると、ほんとうに企業努力を感じます。
私はスーパーや百貨店、チェーンの少し大きめの酒屋さんでも売っていなかったので、ネットで購入しました（SNSを見ても同じような方が多そうです）。
9月中旬頃から取り扱いしているお店は増えていっているようです。
家飲みバーボンソーダ（ハイボール）に相性抜群のアーリーのゴールド。
個人的にはストレートやロックよりも、ソーダ割りで飲んでいただきたい銘柄です。気になる方はぜひ一度お試しください。
補足
※ウイスキーをお得に購入したい方は、ネットのみならず、酒屋さん店頭での購入もおすすめします（送料がかからないため）。
特に、ウイスキーを広く取り扱うやまやさんでは最安値に近い価格で購入できます。
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