たっぷりの熟したフルーツ感といい、カバランの技術の進歩を感じる銘柄です。
カバラン ディスティラリーセレクトNO.1とは
公式テイスティングノート)
香り:繊細でシルキー。熟した熱帯フルーツの香り、香りのよい花の香り、温かいバニラ。
味わい:上品で完全にバランスが取れている。バタースコッチ、クリーミートフィー、バニラ。
フィニッシュ:長い後味、柔らかく多層的な余韻。
公式サイト)
カバランディスティラリーセレクトNo.1
メーカー希望参考価格)
5300円(税込5830円)
市場価格)
カバラン ディスティラリーセレクトNO.1を実際に飲んでみた
ペリペリしたギザギザの部分で手を切らないように注意してくださいね。
カバラン ストレート 評価レビュー
・香り
「えっ」となるほど、最初に熟したフルーツ香がきて驚きました。黄色いフルーツ、白いお花、ほんのりバニラ、奥の方に溶剤。封の開けたてはすこしアルコール感が否めないのは仕方ないですね。
・味わい
口にいれるとあっさりクリーミーにウッドスパイス、真ん中あたりで一度熟した黄色いフルーツが訪れて、後半はぐいっとジンジャー系のスパイシー。
全体を通してあっさりな甘さとウッディで、ややオリエントな感じ。
少しおいたり飲んでいくと、アルコール感に舌が慣れマンゴー系の熟した黄色いフルーツ感と甘みが増して感じてくる、かな。
パッと見た目は派手でクールでややセクシーなのに、話すと案外人懐っこくてかわいい人(でも気を許さない人とはすこし心の距離をおいている)、みたいな。帰国子女感。
カバラン ハイボール 評価レビュー
果実感とビター感と。焼きプリンのキャラメル部分っぽい焦げたような甘さもありつつ。
濃いめにして単体でゆったり飲みたいです。
写真はありませんが、ロックでもオススメです。
カバランディスティラリーセレクトNO.1 感想まとめ
カバランってもっとグイッと味わいが濃くて、そのぶんストンと奥行きがないイメージでした。
しかし最近のものは、技術が進歩したのか原酒のストックも増えたのか(確か2015年ごろ私が蒸溜所に行ったときに蒸留器を増やしていたな)、しっかりと味わいがふくらんで伸びて、余韻も残るようになった印象です。
ディスティラリーセレクトは香りも素晴らしく、思ったよりもあっさりしていましたが南国フルーツ感も感じられて、コスパ含め良い銘柄でした。
上位タイプのカバランソリストシリーズもとても美味しいので、この銘柄をカバランの入門編として、気になる方はどんどん試してほしいですね。
上位タイプの『ソリスト』の実際に飲んだ感想は、下記の記事などで紹介しています。
補足
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