2024というヴィンテージの数字も入っていて、箱とボトルデザインも良いので贈答品としてもgoodですね。
カーデュとは
・女性や若年層、初心者から人気の飲みやすいシングルモルトスコッチウイスキー。
・1811年より密造酒として少量生産していたが、1824年に政府公認の蒸溜所として本格的にウイスキーづくりをはじめた蒸溜所。
・「カーデュ(CARDHU)」というのはゲール語(古いスコットランドの言葉)で「黒い岩」という意味。
・ジョニーウォーカーのメイン原酒として使用され、日本ではマイナーだがスペインでは大人気のシングルモルト。
・「赤色」がテーマカラーであり、ライトで甘口なスペイサイドらしい華やかな佳酒。
・2024年に200周年を記念してワインカスク熟成の限定品をリリースし、YouTubeでも話題になり愛好家から改めて注目されている。
公式サイト)
https://www.malts.com/-en/brands/cardhu
カーデュ 価格
スタンダード 12年
200周年記念ボトル ワインカスク12年
ボトルのパッケージには、当初不法とされていた蒸留所を隠すための合図として、赤い旗を持ったヘレン・カミング(ブランドの創設者)が描かれています。
同じ12年熟成なのに、なぜ限定の記念ボトルのほうがお安いのでしょうか……。
【カーデュ200周年記念ボトル公式テイスティングノー)
・香り
新鮮なベリーとカシスが、温かい焼きリンゴと粉砂糖とともにまず前面に出てきます。しばらくするとダークチョコレートの渦が現れ、ゆっくりとビロードのようなトフィーへと変化し、人々がカーデュに期待する甘くてキャラメルのようなドラムを連想させます。
・味わい
力強い甘さの層。赤いベリーはシナモンスパイス、デメララシュガー、ダークチョコレートで構成されています。穏やかなオークのスパイスとバニラがより顕著になり、非常にシルキーな口当たりと力強い温かみのあるフィニッシュをもたらします。
カーデュ 200周年 ワインカスク 評価
ストレート レビュー
・香り
注いでしばらくすると林檎の皮、赤いフルーツのニュアンス、ベリーと黒いカシス、アップルパイなど、どんどんフルーティーさがでてきます。
赤とダークなフルーツがギュッと詰まったフルーツタルトみたい。
・味わい
シルキーでなめらかな口当たりから、じんわりフルーティー＆ダーティーなベリーと樽香、甘みとフィニッシュは穏やかでほろ苦いカカオやタンニン。
たるくない甘みと苦みのバランスがお上品にまとまっています。
ハイボール レビュー
赤いフルーツ感は残りつつ苦みもほどよいので、洋菓子や甘いものなんかと一緒にいただきたいですね。
初代ポケモンでいうとルージュラ。
カーデュ200周年ワインカスク12年 感想まとめ
赤いフルーツがたっぷりと感じられ、悪くはありませんが、個人的には度数も４０％と味の深さや分厚さが少し物足りない感じもしますね（価格を考えたら仕方ないか）。
とはいえ、なめらかで飲みやすいのが『カーデュ』ですので、ベリー感を気軽に感じられて飲みやすいモルトを試してみたい方にはちょうどいいかもしれません。
カスクストレングス（樽出し原酒）系のウイスキーをよく飲み慣れている方にはオススメしませんが、普段から軽く飲みたい人には、ライトで赤い果実を感じられるのでオススメできます。
２０２４とリリースの年が入っていてパッケージデザインも良いので、２０２４年に思い入れのある人へのプレゼントにも良いですね。
限定ではありますが、市場にはまだそこそこ残っている様子。
補足
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