【2分でわかるスリーソサエティーズ蒸溜所『キウォン』】

プロのバーテンダーも注目する韓国初のウイスキー蒸留所です。
スリーソサエティーズ蒸留所とは

・大韓民国のナミャンジュ(南楊州)で2020年6月から稼働を開始した韓国初のウイスキー蒸留所。
・真冬と真夏で60℃もの気温の落差があり、本場スコットランドの5倍の早さで熟成がすすむといわれている。
・伝統的なウイスキーづくりというよりも、新しい「コリアンウイスキー」というカテゴリーを創造し、韓国文化を代表するような品質の完成が目的。
・プレミアムジンもつくっており、同じ小型の蒸留器を使って、ライウイスキーやバーボン風のコーンウイスキーもつくっている。
・韓国の規定はゆるく、世界では類をみない実験的な※ウイスキーをつくることが可能。
※熟成中の樽にさまざまな果実やスパイスを入れて成分を抽出させることも可能。オーク樽に1年以上熟成すれば「ウイスキー」と名乗れる。
・会社のロゴは、ユニコーン=スコットランド(スコッチの故郷)、鷹=アメリカ(創業者の故郷)、虎=韓国(造り手)をモチーフとしている。
位置)首都ソウルの北東

公式サイト)
公式インスタグラム)

『Ki One(キウォン)』ラインナップ

キウォン シングルモルト
スリーソサエティーズ蒸溜所のフラグシップとなる本格シングルモルトウイスキー。
熟成にはバージンアメリカンオーク樽(アメリカンオークの新樽)を使用しており、短い熟成期間ながら新樽による溌剌としたフレーバーが特徴。
【テイスティングノート】
香りは、濃厚なオークに甘いバニラ
テイストは、熟成したバナナや桃のように豊潤で甘いベースに、韓国らしさを意識させる山椒の実のようなスパイシーな余韻が長く残る。
キウォン(Ki One)タイガー・エディション

・スリーソサエティーズ蒸溜所ウイスキーのファーストリリース品。
・1,506本のボトルでアジアと米国の市場に供給
・200ミリリットルで8万8000ウォン(約8116円)
・オーク新樽で13ヶ月間熟成
参考記事)


辛口なコメントが多いです。実際に飲んだ韓国人の方に話を伺いましたが、若く新樽での熟成ですので、スコッチのような甘いウイスキーというよりも、ライウイスキーのようなスパイシーさや刺激を求める方向けとのことです。いずれにせよ今後に期待ですね。
キウォン(Ki One)ユニコーン・エディション


「タイガー・エディション」よりも2シーズン熟成期間の長い「ユニコーン・エディション」です。
2020本限定で発売されました(200mlで約1万円ほど)。
続いて「イーグル・エディション」も発売予定とのことです。
スリーソサエティーズ蒸溜所『キウォン』まとめ
韓国初のウイスキー蒸溜所「スリーソサエティーズ」について簡単にまとめました。
総生産数もまだまだ少なく、日本への流通本数もわずかですので、見つけ次第追記していきます。

コアレンジとして、バーボン樽・シェリー樽・新樽のコンビネーションで熟成したウイスキーが2023年に発売される予定ですので、気になる方はそちらの販売を待つしかなさそうですね。
(どうしても手に入れたい方は、こちらの記事もご参考ください)。
補足
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