【2分でわかる】スコットランドのローランドに新しく誕生した『ロッホリー蒸留所』について、簡単にまとめました。
ローランドですが2回蒸留、フルーティーかつフルボディな原酒がつくられています。
ロッホリーとは
位置)
公式サイト)
受賞歴)
ウイスキーマガジン主催『アイコンズ・オブ・ウイスキー・スコットランド2023』「シングルエステート オブ ザ イヤー2023」受賞
ロッホリー ラインナップ
ロッホリー ファーストリリース
・2021年に1月25日の「バーンズの日」に合わせて突如7500本限定でリリースされ、24時間で完売。
・蒸溜所初の3年熟成『シングルモルト』
・バーボン樽とPX樽で熟成された原酒がブレンド
突如リリースされると同時に即刻完売した銘柄です。見かけたらいちど試してみたいですね。
ロッホリー アワーバーレイ
・自社栽培の大麦100%からつくられるシングルモルトウイスキー
・3種の樽原酒(ファーストフィルバーボンバレル、オロロソシェリーカスク、STRバリック)を使用
・ロッホリーのスタンダードレンジとして初めてリリースされたシングルモルト
洋梨シロップのアロマ、クリーミーでなめらかな麦の甘みを感じる秀逸な銘柄です。
※完売していましたが、2022年11月より入荷されました。
ロッホリー ハーベスト エディション(ファーストクロップ)
・ロッホリー ハーベスト エディション (ファーストクロップ)は年4回のうち夏にリリースされるファーストリリースの限定品。
・自社栽培の大麦からつくられたモルトのみでつくられた3種の原酒(ポートワイン樽、オロロソシェリー樽、バーボン樽)を使用。世界限定9000本のリリース(日本へは300本のみの入荷)。
・香りはジューシーな洋梨、ハチミツを加えて煮込んだリンゴの甘いアロマ、胚芽ビスケット。味わいは焼きマシュマロの甘い味わいと熟したイチゴ、ナッツ入りのハチミツグラノーラ、フィニッシュにかけてハーブのアクセント。
ポートワイン樽由来のベリーの風味がアクセントの、シリーズの中でもきわだった甘さの限定品です。
ロッホリー ファロウ エディション(ファーストクロップ)
ロッホリー ファロウ エディション (ファーストクロップ)はシーズナル(年4回)リリースのうち秋にリリースされる限定品で、初リリース(ファーストクロップ)の今回は、自社栽培の大麦を使用し、ファーストフィルオロロソシェリーバットで熟成した原酒100%でつくられています。世界へ限定9000本のリリースで、日本へは300本の入荷。
香りはデーツを割いたときの様な甘く濃厚なアロマが広がり、焼きたてのバナナケーキ、熟した赤い果実が続く。
味わいは濃縮感のあるドライフルーツのいちじくやプルーンをメインにビスケット、レザー、スパイスが広がり、フィニッシュにかけてアニスシード、ローズペタル。
気温が下がり、畑が休閑(Fallow)を迎える秋の季節に合わせ、シェリー樽原酒のみを使用して濃厚で温かみを感じる味わいに仕上げたシングルモルト。
ロッホリー プラウイング エディション(ファーストクロップ)
「ロッホリー プラウイング エディション(ファーストクロップ)はシーズナル(年4回)リリースのうち冬にリリースされる限定品で、初リリース(ファーストクロップ)の今回は、自社栽培の大麦を使用し、アイラモルトの熟成に使用されていたバレルで熟成した原酒とピーテッドクォーターカスクで熟成した原酒をヴァッティング。世界へ11,000本のリリースで、日本へは402本の入荷。
香りは焼いたフルーツや洋ナシパイ、オークが広がり、ライトなピートスモーク。味わいは煮リンゴ、フルーツキャンディにブラジルナッツのアクセントが加わり、ヨードを感じるピートスモークが優しく包み込む。
種まきに備え畑を耕し(Ploughing)、ピートで暖を取る冬の季節に合わせ、ピートスモークが調和したシングルモルト。ラベルカラーは蒸溜所のあるエアシャーの霜が降りる寒い冬を表現。
プラウイングエディションは、蒸溜所初のピーテッドウイスキーであり、長年アイラ島でモルトウイスキーを手掛けてきたプロダクションディレクターのジョン・キャンベルがロッホリー蒸溜所へ移ってから初めて手がけるピーテッドタイプエクスプレツション。
ロッホリー ソウイング エディション
「ロッホリー ソウイング エディション(セカンドクロップ)」はシーズナル(年4回)リリースのうち春にリリースされる限定品です。ファーストクロップと同じファーストフィルのバーボンバレルで熟成した原酒のみを使用していますが、前回よりラックの高い位置で熟成された樽を使用し、熟成期間のより長い樽を使用している点が今回の特徴です。日本への入荷は402本。
香りは赤く熟したリンゴ、洋ナシのドロップキャンディ、ほのかにナッツ。奥から松林の様な爽やかなアロマも感じられます。
味わいはファーストフィルバーボンバレル由来のバニラを軸にマジパン、キャラメルアップルが続き、フィニッシュにかけてオークやオレンジピールが加わります。
ロッホリー まとめ
本記事ではローランドに新たに誕生したロッホリーについて簡単にまとめました。
生産量が少ないので安定供給は難しそうですが、日本にも随時入荷されるのを気長に待ちたいですね
今後シーズンボトルとして、上記以外にも、“ソーイングエディション、プローイングエディション”という、異なったタイプの原酒が使われた種類がリリースされる予定です。
(日本でもリリースされたら本記事を随時更新します)
2010年以降にできた新しい銘柄について、知りたい方は下記カテゴリーの記事もご参考ください。
気になる銘柄がある方は酒屋さんやBARなどでも探してみてはいかがでしょうか。
(大手ショッピングサイトから見つからない場合は、こちらの記事もご参考ください)。
補足
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