【3分でわかる】ニューワールド・南アフリカでつくられているウイスキー『スリーシップス』ついて、ポイントをまとめてご紹介します。
まだ知られていない比較的安価で楽しめる新世界のウイスキーです
スリーシップスとは
※南アフリカの暑い気候によって、「天使の分け前」は多くなり、木材、スピリッツ、空気の相互作用が活発なために熟成過程が加速され早くすすむと言われています。短い熟成年数でも成熟して滑らかに感じるウイスキーが出来上がります。
スリーシップス 蒸溜所について
・スリーシップスが生産されているジェームズ・セドウィック(セジウィック)蒸溜所は130年ほどの歴史がある(元々は主にブランデーの蒸留を行っていたよう)
・南アフリカのディスティル社が所有(ブナハーブンやディーンストン、ブラックボトルなども所有している大会社)
・グレーンは当初はスコットランドからの輸入で、そこに自社で蒸留したモルトと混ぜていたようですが、現在はコラムスティルを導入しておりグレーンも自社製造しているとのこと
蒸溜所のある南アフリカ・ウェリントンの位置
「とにかく暑い」というよりも、朝晩の寒暖の差が激しいようです(一日の間に15℃ほど変化)。この独特の気候が、ウイスキーの熟成に影響を与えています。
ラインナップ
・2022年より12年熟成のシングルモルトタイプのウイスキーが世界で販売開始
・WWAにて「ワールドベストブレンデッドウイスキー」を受賞したのは「スリーシップス5年」
個人的には12年のシングルモルトがおすすめです
スリーシップス セレクト(ブレンデッドウイスキー)
・南アフリカ産ウイスキーとスコッチをブレンドし、アメリカンオークで3年熟成をした逸品
・ほのかにスモーキーでフローラルな香り
・バランスのとれた味わいで、フルーティなニュアンス
3年熟成ですので、アルコールの尖った香りは否めませんが、南国の風を感じられる安価な銘柄です
スリーシップス 5年(ブレンデッドウイスキー)
・スモーキーさにフルーツやショートブレッド、オークを想わせる豊かな香り
・熟した洋梨のような甘美な味わいに、スパイシーでピーティな余韻を感じます。
シナモンなどのスパイスの香りとほんのりとスモークのなかに、まったりとした甘みを感じられる「スリーシップス」のフラグシップ的な銘柄です
スリーシップス 10年(シングルモルトウイスキー)
・厳選されたアメリカンオーク樽で10年熟成
・柔らかいスモークとオーク樽のアロマ、濃いバニラや黄色いフルーツの甘み、スムースなフィニッシュのシングルモルトウイスキー
2007年ヴィンテージの限定ラベルです。熟成年数の割にまろやかでスムースな味わいに驚かされる「南アフリカ熟成」を感じられる銘柄です
スリーシップス 12年 (シングルモルト)
・世界向けに初めてリリースされたシングルモルトタイプの12年熟成品
・マスターディスティラーが厳選したヴァージンオーク樽原酒と古樽原酒が使用されている
・柔らかいほのかなスモークとマスカットなどのフルーツのアロマ、ミディアムボディで甘く華やかなコストパフォーマンスにも優れる銘酒
品質の高さに驚かされるシングルモルトです。有名YOUTUBERさんも大絶賛のシングルモルトです(下記参照)
(だいたい40分ごろからテイスティングされています)
スリーシップス まとめ
本記事では南アフリカのウイスキー『スリーシップス 』についてご紹介しました。
驚くほどよくできている12年など、シングルモルトタイプのリリースには今後も期待したいですね
マイナーなウイスキーですが、今ならまだ比較的安価で手に入りますので、気になる方は探してみてはいかがでしょうか。
(リンク先から見つからない銘柄があれば、こちらの記事もご参考ください)。
世界的なインフレや円安にともないスコッチがどんどん値上がる中、ニューワールドウイスキーにも目が離せませんね。
補足
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みなさまの口福な世界が広がれば幸いです。
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