【3分でわかる】バーボン好き大注目の今アツイ「テキサスウイスキー」
『ギャリスンブラザーズ』について、レビューと詳細を簡単にまとめました。
ギャリスン・ブラザーズとは
GARRISON BROTHERS
アメリカのテキサス州ハイに蒸溜所はあります。
バーボンをつくるほとんどの蒸溜所が一部他社のウイスキーを原料として使いまぜていることが多いなか、ギャリスン・ブラザーズ蒸留所の生産はすべて自社で行っています。
原料にはテキサス産オーガニックのホワイト・コーンや自社農場の冬小麦、大麦麦芽を使用し
15ガロン(約58リットル)のオークの小樽で、最低27~30ヶ月熟成(ストレート・バーボン・ウイスキーの規定は24ヶ月以上)。
普通バーボンは180リットルの樽で熟成されますので、通常の3分の1の大きさの樽を使うことで、小さい分ウイスキーが樽から受ける影響も大きく、テキサスの温かい気候もあって熟成が早くすすむのかもしれません。
味わい
重厚な樽の香りと、どっちりとしたサトウキビのようなコクのある甘味、ほどよいピリッとした黒胡椒のようなスパイシーさがあります。フルボディでボリューム感のある骨太のバーボンウイスキーです。
原料からくる酒質の良さと樽の力強さ、どちらの良さも際立って感じられるるバーボンです。
ウイスキーバイブル2015年で、ギャリソンブラザーズ2014スプリングバージョンが91.5ポイントの高評価を受けたのも納得です。
現在の価格
小規模で完全自社生産、シングルバレル(ひとつの樽のみからボトリング)の製品のため、ブッカーズのように、リリースされるごとに、ロットや中身の細かい部分が違います。
ボトルの側面に記載されています。
熟成年数(3〜5年)やアルコール度数、樽の違いでトップの色も黒かシルバーに分かれます。
現在
最安値のもので8000円(2013リリース5年熟成。何故かこれだけ規格外に安いです)
最高値で3万円(度数66,9パーセントのスーパープレミアムタイプ)のものが日本ではリリースされています。
日本に入ってきている量も少ないので、市場価格も安定してはいないようです。
(ちなみに、私のオススメはこちらのシングルバレルのシルバートップです。テイスティングコメントはこちらのボトルを参考)
おすすめする人・しない人
コレが好きな人にはオススメ↓
ブッカーズ、ワイルドターキー、ベイカーズ、ベイゼルヘイデン、スタッグjr、イーグルレア、ノヴクリーク、バッファロートレース、EHテーラー、エライジャクレイグ
コレが好きな人にはオススメしません↓
ヘヴンヒル系、オールド・フィッツジェラルド、レベッカ、クレメンタイン、イエローローズオブテキサス、オールドグランダッド、メーカーズマーク、フォアローゼス、アーリータイムズ、エヴァンウィリアムズ、ハーパー
柔らかくてエレガントなバーボンよりも、骨太でズッシリとした樽香と甘みのあるバーボンがお好きな方には向いています。
ギャリスンブラザーズ まとめ
完全手作り、ボトルに原料の農場からロットナンバーまで細かく記され、手書きのサインまでされている、本当の意味での『クラフト・バーボン』です。
世界的に柔らかく飲みやすいウイスキーが流行しているなかで、骨太で重厚な味わいのバーボンは珍しく、今後も期待大の蒸留所です。
バーボン好きならぜひ一度、飲んでいただきたい銘柄です!!自信を持っておすすめします。
正式名はGARRISON BROTHERSですが、日本語表記では「ギャリソンブラザーズ」「ギャリスンブラザーズ」どちらが正しいのでしょうか……。
※テキサスは高温なため、比較的早く熟成がすすむと言われており、バーボン好きから大注目のこれからブームになる可能性大のエリアです。
補足
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