オーストラリア・タスマニア島で作られている、ニューワールド・ウイスキー『ヘリヤーズロード』をご存知でしょうか?
世界には日本ではまだ知られていない、高品質の新しい世界のウイスキーがたくさんあります。
下記記事参照)
【3分でわかる】ニューワールド・ウイスキーの筆頭、タスマニアウイスキーのヘリヤーズロードをご紹介。
世界から数々の賞を受賞し、一部ではプレミアの価値もつきはじめている注目の新世界のシングルモルトウイスキーです。
ヘリヤーズロードとは
1999年に酪農家のグループによって、オーストラリア・タスマニア島に設立された蒸溜所。
ヘリヤーズ・ロード社の蒸留所を取り巻く自然環境は、冷涼で湿潤・世界一純粋と言われる水源と、澄んだ空気がそろっています。南極から吹く風、タスマニアの大自然が息づく空気、クリーン&ピュアな清涼水が注ぎ込む清流、最高品質のモルトウイスキーを育む自然環境の力が、タスマニアにはあるとされています。
今まで主要なウイスキー産地はすべて北半球でしたが、『一日の中に四季がある』と言われるほど朝晩の寒暖差のある南半球での熟成ですので、同じ熟成年数でも、スコッチなどのウイスキーとは違った熟成の仕方をしているかもしれませんね。
少量生産のため、世界からの評価とともに市場では価格が上昇しはじめている新進気鋭のウイスキーです。
ラインナップ・価格
現在日本で入手可能なのは5つのラインナップです。(ワールド向けにはsold outのものも含め、他にもたくさんの種類のレンジが展開されているようです)
ヘリヤーズロード オリジナル シングルモルト
7~9年熟成アメリカンオークで熟成
レモン、或はオレンジと言った柑橘系のフレーバーが感じられる一方、口当たりはバニラを思わせる、ほのかな甘みと、気持ちの良いトーストの様な温かみが口の中で膨らみ、あたかも、焼きあげる前の、ふっくらとした、パン生地の様なフレッシュさが漂ってきます。
ヘリヤーズロード オリジナル シングルモルト 10年
10年ものではヘリヤーズ・ロード社初リリースのウイスキー
オーストラリア産シングルモルト売り上げ首位
アメリカンオークで10年熟成
シトラスやバニラの味わいと共に長い余韻の中にココナッツ・オイルの香りが感じられるシングルモルトウイスキー。バランスが良く実に上品です。
ヘリヤーズロード ピノ・ノワール・フィニッシュ
7~9年熟成
パリのブラインドテイスティング2013でベスト・ニューワールド・ウイスキーに選出
アメリカンオーク樽で熟成し、フレンチオークで後熟を行う
シトラス、レモン、オレンジの味わいが口に広がり、その後ペッパーやスパイスのような味わいが感じられる。シングルモルトウイスキー特有の味わいでありながら、タスマニアのテロワールを見事に表現しており、複雑な味わいと個性的な味わいを一度にお楽しみいただけます。
ヘリヤーズ ロード マスターシリーズ ピーテッド 13年
13年熟成のピーテッド麦芽を使用。スコットランドから輸入したピートを使用したことによって生み出された非常にスモーキーな味わいと、加水をほぼせずにボトリングしたことによる高いアルコール度数でウイスキーファンを虜にさせる1本です。
シトラス、レモン、オレンジの香りが広がり、味わいにはモルト本来の甘さに加えてシトラス系の風味があります。余韻にはスモーキーさやコショウのようなスパイシーさが残り長く楽しめます。
ヘリヤーズ ロード マスターシリーズ オリジナル 15年
世界のウィスキーBEST10に選出されたタスマニア・ヘリヤーズ・ロード社が秘蔵する最古の熟成樽から、日本のウィスキー愛飲家に向け、世界初の限定リリース
もっとも古い原酒を使用、限定176本リリース。タスマニア産プレミアム大麦を使用、アメリカンオークで15年熟成。
ウイスキー好きには一度は飲んでいただきたい個人的にオススメの一本です!
新鮮なオレンジの皮を思わせる香りに長い年月熟成させたことによるとても滑らかな口当たりが印象的です。余韻にはシングルモルトによる魅力的なバニラのほんのりとした甘さが広がります。
(個人的なテイスティングノートは下記参照)
ヘリヤーズロード 感想・レビュー
私が実際に飲んでみたのは、こちらの全世界176本限定で販売されている15年ものです。
香りはフレッシュなシトラスフルーツ、ハーブ、真新しいヒノキ
味わいはオレンジ、アップル(りんごではなく『アップル』という感じ)、ややウッディな優しいバニラの甘み、フィニッシュはほうじ茶やジンジャーの暖かいスパイシーさに癒やされます。
オレンジや新しい木の香りのが特徴の他では感じられない香りに、シトラスフルーツがハッキリと感じられるフルーティな甘さ、ほうじ茶の心地よいビターさとピリッとジンジャーのフィニッシュが絶妙です!!
ちなみに
大手のサイトでは、176本の限定・少量生産で、今後のリリースを含め安定供給がないせいか、こちらの価格ですが(どこも2万円over)、
調べたところ、フリマサイトでは今ならプレミアがつく前の価格で出品されているようです(2022年1月現在の情報ですので、売り切れてしまっていたら申し訳ございません)。
まとめ
全世界から注目されているタスマニア・ウイスキー『ヘリヤーズロード』をご紹介しました。
少量生産で世界中から引く手数多のため(公式海外サイトでもsold outのラインナップが多数みられました)、今後日本でも更に注目されていく可能性が非常に高いニューワールド・ウイスキーです。
興味を持たれた方は、唯一無二のウイスキーをぜひ一度お試しください。
ワクワクするニュー・ワールドは、まだまだたくさんあります。
補足
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みなさまの口福な世界が広がれば幸いです。
ご一読、ありがとうございます。
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