ウイスキーの本番・スコットランドには、
『良いものを飲みたければシングルモルトを。美味しいものを飲みたければブレンデッドウイスキーを』
という言葉があります。
ブレンデッドウイスキーには、美味しいものを届けようという人の叡智が詰め込まれていると言っても過言ではありません。
そんなブレンデッドウイスキーのなかから、1000銘柄以上飲んできた私のバーテンダーとしての経験をもとに、私が愛してやまない家飲みにオススメ銘柄を12銘柄ご紹介します。
2000円〜3000円で買えるおいしい銘柄は下記記事もご参考ください。
ハイボールに最適 デイリー・ウイスキー
ブラックボトル
白洲次郎が愛したウイスキーと言われているブラックボトルは、じんわりとしたスモーキーさが特徴です。
ハイボールにすると甘味が引き立てられ、そこにスモーキーさが絶妙に絡み合って非常に美味しいです。
飲んだことがない人にはぜひ一度、ハイボールを試してほしい銘柄です。
※2022年に世界的な賞に輝いてから、一時品薄となりました。
デュワーズ
言わずと知れたハイボールに適した銘柄です。
ラインナップのなかでも、2021年からリリースされた「ユニークカスクシリーズ」の「ポルトガルスムース」はスタンダードよりもよりも甘みとコクが強く感じられ、
ブレンデッドウイスキーの後味の苦味が苦手な方にもオススメです。(スタンダードもコスパ抜群でハイボールにおすすめです)。
どのタイプもバランスがよく非常に飲みやすいです。他の樽で熟成されたタイプとも気軽に飲み比べできるのも嬉しいですね。
「ユニークカスクシリーズ」まとめ記事)
カティーサーク
ライト&スムースで、嫌味のないクリーンな味わいが特徴の昔から愛され続けてきた「家飲みウイスキー」の代表銘柄。
うまくハイボールにすると、リンゴや洋梨の爽やかな香りが引き立ち、どんな料理やおつまみにも合います。
あっさりと癖のない味わいで軽く飲めますし、圧倒的に安い価格も魅力です。私も常備しています。
ジェムソン
アイリッシュウイスキーのジェムソンです(ブレンデッドの定義に当てはまるかはわかりませんが)。
ハイボールにすると、モルティで癖のない味わいが伸びやかに広がります。
クリーンでウイスキー初心者の方にも飲みやすい味わいです。トニックウォーターで割っても美味しく、個人的にも大好きな銘柄です。
ジョニーウォーカー ブラックラベル
世界的な銘柄のジョニーウォーカーです。
ブラックラベルは上手にハイボールや水割りにすると、ほんのりスモーキーさとはちみつのような甘さが引き立ち、とても美味しいです。
昭和の時代から愛され飲み継がれてきた往年の銘酒。レッドラベルはアルコール感も強いですが、ブラックラベルはスコッチの良さがギュッと詰め込まれています。
※他の銘柄もですが、まとめ買いすると1本あたりお得に飲めます
フェイマスグラウス
マッカランなどがブレンドに入っている安心と安定のブレンデッドウイスキー「フェイマスグラウス」です。
とろっとまろやかな味わいの、どの飲み方でもおいしく飲める万能型ウイスキーです。
ハイボールにすると、比率や温度によって様々な顔を見せてくれ、より楽しめます。
少し高級なレンジの「ネイキッドモルト」が一時品薄になるほど話題になりましたが、スタンダードでもコスパが良くじゅうぶん美味しいです。
ホワイトホース12年
アルコール感の強いノンエイジ品と違い、12年は非常になめらかで深みもしっかりあります。
12年をうまくハイボールにすると、熟成されたウイスキーの上品な芳香が華やかに開きます。
同じ銘柄かと見違えるほど、12年のタイプは甘みと樽香のバランスが絶妙で美味しいです。
ブラック&ホワイト
1000円台ウイスキーの中では、群を抜いて洗練された香りと味わいの感じられるウイスキーです。
非常にクリアな酒質で、ハイボールにするとあっさりスムース、トゲのない飲み心地になります。
優しくクリアな味わいに、つい飲みすぎてしまいそうになる銘柄です。
オールドパー
存在は有名でも、飲んだことない人の多い「古き良き銘柄」。
吉田茂や田中角栄が愛したのもうなずけるマイルドな味わいと、上質でシルキーな飲み心地。
日本人に愛されてきたまろやかな味と心地よい樽香が特徴の、コストパフォーマンスも抜群に良い銘柄です。
サントリーオールド
サントリーといえば山崎や白州、響が注目されていますが、実はとても飲みやすく美味しいサントリーオールド。
古いイメージがありますが、ジャパニーズウイスキーの質の高さも感じられ、飲んだことのない若い世代の方にはぜひ一度飲んでいただきたい銘柄。改めて飲むと、1000円台ウイスキーのなかでは驚きの質の高さです。
オールドボトルも多く出回っていますが、品質や保存状態にバラつきがあるので、現行品がおすすめです。
シーバスリーガルミズナラ
世界的なブランド・シーバスリーガルのミズナラ樽で後熟した銘柄。
日本市場限定での発売だけあり、日本人に合うリッチでスムース、そしてややウッディなウイスキーです。
水割りやロックにも合うちょっとリッチな万能選手。ジャパニーズウイスキーが好きな人にも強くおすすめです。
こちらでも紹介しています)
バランタイン17年
『コーラで割っても薄まらない』と言われた、ブレンデッドウイスキー界の王様こと、バランタイン。
ファイネストや12年も非常によくできていますが、17年が一番真価を発揮している印象です。
フルーティーでクリーン、飲みやすいまろやかな味わい、リッチでビターな余韻と、ふくよかで欠点のないウイスキーです。
味わいや同年代のシングルモルトと比較すると、とてもお買い得なのも魅力。
ブラックブッシュ
モルティな甘みとオレンジ果皮のビター感、薄っぺらくなくバランスの良いウイスキー。
TPO問わず、どんな気候や気分のときにでも美味しく感じられて安心できる銘柄。
知名度が意外と低く、こういった良質な銘柄こそもっと広まってほしいです。
こちらもご参考ください)
私のおすすめNo.1
ご紹介した中から、私が個人的におすすめする1本はコチラです。
ジェムソンです。
とにかく飲みやすいです。ハイボールにするとどんな料理とも合いますし、どんな気分の時にでもおいしく飲める万能さが評価ポイントです。
価格も抑えられていて、スタートの1杯目に最適なウイスキーです。一度は飲んだことがある方が多いとは思いますが、いろいろ経験したあとに改めて飲むと、ジェムソンの気取らないおいしさにさに安心します。
高コスパウイスキー おすすめ まとめ
今回ご紹介したのは、数あるブレンデッドウイスキーのなかから厳選した銘柄です。
(私の好みですが)、どのウイスキーも非常に良くできており、コストパフォーマンスも抜群に良く、家飲みにも最高のボトルです。
飲んだことがない銘柄があれば、一度でも良いので、ぜひお試しください!
家飲みの新しい世界が広がります。
2000円台で購入できるコスパ最高シングルモルトもおすすめです。詳しくは下記記事もご参考ください。
※上記銘柄をお得に購入したい方は、酒屋さん店頭での購入もおすすめします(送料がかからないため)。
特に、ウイスキーを広く取り扱うやまやさんでは最安値に近い価格で購入できます。
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不定期で抽選販売していますので、当たれば定価で購入できます。
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(レアウイスキーの抽選情報は、カード会員やメルマガ会員限定で配信されるようです)。
【抽選販売の一例】
・2024年1月の抽選
響JAPANESE HARMONY
響 30年、山崎18年を含むウイスキーセット
・2024年2月の抽選
山崎リミテッドエディション、響ブロッサハーモニーを含むウイスキーセット
ハイボールがすすむ家飲みアイテムもおすすめです。
補足
本サイトでは人気ウイスキーの定価での購入方法や、プロのバーテンダーおすすめ銘柄などの情報も発信しています。(ウイスキーが好きな方や銘柄をお探しの方はサイト内の他記事をご覧ください)
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御一読、ありがとうございます。
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