バーテンダーをしている私スニフが、テイスティングしたウイスキーの一部をご紹介する記事の10回目です。
今回は通常の感想集にくわえ、シーバスミズナラの新旧ボトル飲み比べや、オクトモアの飲み比べなどもしています。
(第9弾は下記記事です)
※あくまでX(Twitter)に投稿している個人の軽い感想をまとめたものです。
何かのご参考になるものがあれば幸いです。
ウイスキーテイスティングレビュー一覧(感想・評価)
シーバスリーガル ミズナラ 12年 レビュー評価【新旧飲み比べ】
(開封したてと残りわずか)
ほどよい甘さとウッド、ほんのりオレンジ系のフルーツ、ややスパイシーなミズナラのオリエント感、バランスがよく安心のシーバスミズナラ。
モデルチェンジしたので飲み比べてみましたが、基本的にどっちもそんなに変わらないです。が、
前のほうがやんわりフルーティ、今のほうがミズナラ樽感マシマシのどっしり
みたいな感じですかね?ただ、モデルチェンジしたとかよりも、封を開けたてか開けて時間が経ってるかの差の方が大きそうです。
ウイスキートレイル 鳥さんのアードモア レビュー評価
(開封したて)
焚き火、りんご系あっさりフルーティーとほんのりスパイス。
縦とか深さというよりも、スムースに横に広がって、後半にかけてピーティー。
綺麗。綺麗なモルト。
ほりの深いイケメンというよりも、塩顔的なイケメンという感じかな。
オクトモア レビュー評価【飲み比べ】
(開封したてと残りわずか)
13.1と14.1を飲み比べしました。
(○○.1は、どれもバーボン樽系だっけ)。
オクトモアらしい弾けるスモークと藁は別として、フルーティな甘さが
13.1 レモンクリームと
14.1 レモンキャンディ
的なニュアンスかなあ。
13.1のほうが、やや石炭スモーキー強めに感じるのはppmのせいか、または開封したてで元気いっぱいなためか(14.1は残りわずかな状態)。
やっぱりオクトモアは美味しいですなあ。
オクトモア参考記事)
ウィレット エステート ライ レビュー評価
(開封したて)
ウッディでメロウな香りとハーブ、ベーコンエピみたいなスパイシーさ、奥にほんのりバニリン。
華やかに広がるウッドとバタートースト的な甘さ、ピリピリペッパー的なスパイシーさがじんわり。
ライの良さとバーボンを融合させた感じで美味!
特級時代のタラモアデュー (オールドボトル ) レビュー評価
(開封したて)
キンモクセイ系の軽やかモルティな香りから置いているとややローストコーヒー。
まっすぐに広がるライトでクリーンな甘さ、ほんのり焼いた麦の香ばしさ。
嫌味がまったくなく、スムースに古き良きウイスキーのピュアな味わいが広がる。
美味しいですが、ほんのり漂う”焦げ感”は、長期保存の古いウイスキーならではの変化(悪く言えば劣化)かもしれませんね……。
ノッカンドゥ 1976 レビュー評価
(残りわずか)
めちゃくちゃフルーティーで艶かしい、ほんのり昔のシェリーの硫黄感、桃やメロンの香り。
じんわり自然に甘くシルキーでなめらか、フルーティーへの変化、フィニッシュはジンジャー系。
もっと、がぶ飲みしたい。
クライヌリッシュ 1982 63.4% レビュー評価
(残りわずか)
弾けるフルーティー!!ほんのりアクセントにオイリーさやピート。
度数と熟成年数があるだけあって、
残りわずかになっても抜けていない!すごい!
63度もあるのにアルコール感がまったく感じない逸品。16年熟成ということもあり、余韻も長い。
また会いたい!もう会えない!
ダルモア オールドボトル レビュー評価
シェリー樽由来のチョコレート香、ほんのり香ばしい良いロースト感、皮、オイル。
味わいは上品で優しく、ドライフルーツのニュアンスも。たまに小さくパチパチ火花が散る暖炉の前にいるかのような暖かい余韻。
柔らかいけど芯がある、古き良きハイランドウイスキー。
飾る言葉が不要のナチュラルでおいしいウイスキーです。
アードベッグ ガリレオ 1999 レビュー評価
(残りわずか)
スモークとハーブと奥のほうにほんのりビターチョコレート。
ドライフルーツのコクのあるフルーティーさがきて、ヨードスモーク藁がきて、途中またパイナップル海外きて、さいごビタースパイス。
このクラスは味の変化と奥行きが楽しくおいしいですなあ。なむなむ。
アードベッグ 8年 ディスカッション レビュー評価
(封開けたて)
パイナップルはさんでるBBQスモークハンバーガー的な。
シトラス、ヨードよりもスモーク、ナチュラルであっさりしている甘さ、藁など。
塩キャラメルがあるかどうか。
ボトルの後ろの説明文が独特ですが、これはこれで美味!
ウイスキー テイスティングレビューまとめ
シングルモルトではよくモデルチェンジしたボトルに賛否が起きがちですが(中身が前と比べてどうとか)、
シーバスなどのブレンデッドウイスキーの場合は、そこまで変化がないことも多いですね(もともとブレンド技術で味をつくっているため)。
オールドボトルはやはり格別においしいですが、オクトモアは世界で一番ピートが効いているウイスキーということとは別に、甘さもしっかりあって美味しいですね。
うちのお店のお客様にも、毎回オクトモアを注文されるファンの方が何人かいます。
たまに飲むとやはりハッとするおいしさで、毎年新しいリリースボトルを追いかけるファンになるのもうなずけます。
(アードベッグもしかり)
気になる銘柄があれば、自宅やBARで一杯いかがでしょうか。
補足
※ウイスキーをお得に購入したい方は、ネットのみならず、酒屋さん店頭での購入もおすすめします(送料がかからないため)。
特に、ウイスキーを広く取り扱うやまやさんでは最安値に近い価格で購入できます。
年会費・入会費無料の「やまやカード」をつくっておけば、毎月20日の「やまや感謝デー」で3%オフで購入できるのもお得で嬉しいです。レアウイスキーもカード会員限定で購入できるときもあります。
本サイトでは人気ウイスキーの定価での購入方法や、プロのバーテンダーおすすめ銘柄などの情報も発信しています。(ウイスキーが好きな方や銘柄をお探しの方はサイト内の他記事をご覧ください)。
まっとりとした甘いウイスキーがお好きな方へおすすめの記事↓
爽やかフルーティーな銘柄をまとめた記事↓
私のTwitterやInstagram(ストーリー)でも注目・人気ウイスキーの情報を発信していますので、よろしければご覧ください。
ウイスキーの銘柄探しの参考になる記事をまとめました↓
みなさまの口福な世界が広がれば幸いです。
御一読、ありがとうございます。
コメント