
バーテンダーをしている私が実際に飲んだ焼酎の中から、フルーティーさがしっかり感じられるオススメの銘柄を、感想とともに紹介します。飲みやすくソーダ割りにしてもおいしいので、初心者や女性、夢航海好きにもオススメです。
バーテンダーがおすすめするフルーティーな焼酎

フラミンゴオレンジ

鹿児島県の国分酒造がつくっている、これぞ「フルーティーな焼酎」という代名詞として大人気の芋焼酎です。
2018年ごろから発売され、公式からは1年に2回販売されるが(詳しくは下記の記事にて)、いつも即完売するほど人気の銘柄。

ソーダで割ると、もう笑っちゃうほどめっちゃ華やか。オレンジマスカットが爆発してとても良きです!
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
イサイナ

宝酒造がつくる、100%さつまいもを使ってつくられる芋焼酎。
アメリカやアジアの大きな品評会で最高金賞を受賞している。
飲み方で香りが変わると話題の焼酎。

そのままだと焼き芋、ソーダ割りにするとリンゴ系の香り、そこに焼酎の麹感、間にフローラルもあったりして、グラデーションが楽しめる銘柄。
スーパーでも簡単に手に入って、大容量でお安いのにこのクオリティーはすごいです。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
吟香鳥飼

熊本の人吉にある鳥飼酒造でお米を58%までみがき上げた「吟醸麹(ぎんじょうこうじ)」を使ってつくられる米焼酎。

すっきりクリアな米焼酎の酒質に、日本酒の大吟醸などに感じるパイナップルなどのフルーティーな香りがコレでもかというほど感じられる、ジャンル不問の綺麗なお酒です。
「うまい」よりも「おいしい」やつ。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
サニークリーム

フラミンゴオレンジと同じ鹿児島県にある「国分酒造」が造る、毎年限られた時期(5月や8月ごろ)にしか発売されないた芋焼酎。

常温だととってもバナナクリーム感が強かったですが、お湯割りにすると焼き芋感だったりと、飲む温度でも感じ方が変わってとても楽しい銘柄です。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
ダイヤメ

鹿児島県の濱田酒造のでつくられている「香熟芋」で仕込んだ本格芋焼酎。
2022年ごろより、ライチの香りが特徴で大ブームを起こした。
「だいやめ」とは「晩酌して疲れを癒す」という意味を表す鹿児島の方言。

実際に飲むと笑っちゃうくらいライチでした。安いしどこのスーパーにも売ってあるのもすごい。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
チルグリーン

ダイヤメと同じく、鹿児島県の濱田酒造でつくられている麦焼酎。
2つのタイプがある。
スパイシー&シトラス

マーガオという柑橘や山椒系の香りのするスパイスを使用している。
ラムネやレモンの皮の香りが口に広がり、ほのかにスパイシーさとグリーン感が特徴。

食中でもおいしく飲める大人のラムネみたいなフレーバーです。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
ビター&トロピカル

「ギャラクシーホップ」という、めずらしい品種のホップを使っている。

トロピカルフルーツやルビーグレープフルーツのまったりとした甘やかなアロマと、じんわりとスパイス&ビターさが特徴です。
(より細かい感想の詳細などは下記の記事に)
フルーティー焼酎のオススメ まとめ

一部プレミアな銘柄もありますが、お安く手に入りやすい銘柄でも十分フルーティーな香りが楽しめるのが良いですね。

バーテンダーの私としては、どれもフルーティーなアロマがしっかりと感じられますが、お安いのは焼酎らしい麹の感じがあったりするのに対し、価格が高いほどアルコール感が薄れて綺麗な感じになるかな、という印象です。
※他にもテイスティング予定の銘柄もありますので、おすすめできる銘柄が増えたら随時追記する予定です。
フルーティー焼酎私のおすすめNo.1

たくさんご紹介しましたが、ぜんぶ飲んだ私が個人的に一番好きだったのはコチラ。

『吟香鳥飼』です。
コレはもうめちゃくちゃ好き。常備しておいたら幸せなやつ。
冷やしてソーダ割りにすると、とってもとってもとっても美味しいです。嫌な雑味が一切ない味わいのうえに、吟醸香のフルーティーなフレーバーが綺麗に乗っています。
普段あまりお酒を飲まない人の一歩目としてもオススメですし、お酒好きの人はにコレが嫌いな人がいない綺麗な味わいで、プレゼントにもとってもオススメです。
SNSのフォロワーさんに、鳥飼は皇室御用達なのだと聞きましが、それもうなずける上質さです。

私はうちの近所の酒屋さんには売っていなかったので、普通にネットで買いました。後日探しまわったら百貨店で見つけました。一事は入手困難だったとか。
【初心者向け】なぜフルーティーになる?香りの秘密と普通の焼酎との違いを解説

最近、「バナナやリンゴのような香りがする」フルーティーな焼酎が人気を集めています。
お米や麦、サツマイモから作られているのに、なぜフルーツの香りがするのでしょうか?
この記事では、フルーティーな焼酎ができる理由を「原料」や「製法」の視点からわかりやすく解説します。
フルーティーな香りの正体とは?
焼酎からフルーツの香りがするのは、フルーツを混ぜているからではありません。
お酒を発酵(はっこう)させる時に、フルーツと同じ「香りの成分」が生まれるからです。
代表的な香りの成分には、以下の3つがあります。
- 酢酸(さくさん)イソアミル: バナナやメロンのような、あまく華やかな香り
- カプロン酸エチル: 青リンゴやパイナップルのような、すっきりした香り
- モノテルペンアルコール: ライチやマスカット、柑橘(かんきつ)のような香り
フルーティーな焼酎が生まれる3つの理由
では、どうやってこれらの香りを引き出すのでしょうか。
おもな理由は3つあります。
酵母(こうぼ)の違い
酵母は、香りを生み出す一番の役割を持っています。
近年は、フルーティーな香りをたくさん出す特別な酵母が使われるようになりました。
- ワイン酵母を使う: ワインのような、ぶどうやベリー系の香りが引き立ちます。
- 清酒酵母を使う: 日本酒(吟醸酒)に使われる酵母で、リンゴやバナナの香りが強くなります。
- 香り酵母の開発: 各メーカーが、華やかな香りを出す独自の酵母を日々研究しています。
蒸留(じょうりゅう)方法の違い
焼酎を作る時の「蒸留」という作業も、香りに大きく関わります。
フルーティーな焼酎は、主に「減圧蒸留(げんあつじょうりゅう)」という製法で作られます。
- 低い温度で沸騰(ふっとう)させる: タンクの中の気圧を下げて、40度〜50度くらいの低い温度で蒸留します。
- 香りが飛ばない: 高い熱をかけないため、デリケートで華やかな香りがそのまま残ります。
- 雑味が少ない: クセのある重たい成分が出にくく、クリアですっきりとした味になります。
原料と麹(こうじ)の違い
使われるサツマイモの品種や、麹の種類を変えることでも香りは劇的に変わります。
- 特徴的な香りのサツマイモ: 「ハマコマチ」や「ジョイホワイト」など、オレンジ色や白色の芋を使うと、ライチや紅茶、トロピカルフルーツのような香りが生まれます。
- 黄麹(きこうじ)を使う: 昔の焼酎は黒麹や白麹が主流でしたが、日本酒によく使われる「黄麹」を使うことで、より華やかでフルーティーに仕上がります。
通常の焼酎(昔ながらの焼酎)との比較

フルーティーな現代の焼酎と、ガツンとくる昔ながらの焼酎には、どのような違いがあるのでしょうか。
わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | フルーティーな焼酎 | 通常の焼酎 (昔ながらの焼酎) |
|---|---|---|
| 主な香り | リンゴ、バナナ、ライチなど | 芋の甘い香り、麦の香ばしさなど |
| 味わい | すっきり、クリア、軽快 | コクがある、どっしり、重厚 |
| 酵母(こうぼ) | ワイン酵母、清酒酵母など | 焼酎用の伝統的な酵母 |
| 蒸留(じょうりゅう)方法 | 主に「減圧蒸留(げんあつ)」 | 主に「常圧蒸留(じょうあつ)」 |
| おすすめの飲み方 | 炭酸割り(ソーダ割り)、ロック | お湯割り、水割り、ロック |
フルーティーな焼酎をより楽しむ飲み方

フルーティーな焼酎の魅力を120%引き出すなら、飲み方やグラスにもこだわるのがおすすめです。
- 炭酸割り(ソーダ割り): 炭酸の泡と一緒に、フルーツの香りがポンっと弾けて広がります。
- ワイングラスで飲む: 香りがグラスの中にこもるため、飲む前にしっかりと香りを楽しむことができます。
- よく冷やす: 冷やすことで味が引き締まり、白ワインのような感覚で食事(カルパッチョやチーズなど)に合わせやすくなります。
なぜフルーティーな香りの焼酎になるのか まとめ
フルーティーな焼酎は、フルーツを入れているわけではなく、「酵母」「減圧蒸留」「特別な原料」という3つの工夫が合わさって生まれています。
昔ながらのどっしりとした焼酎も魅力的ですが、すっきり華やかなフルーティー焼酎は、焼酎をあまり飲んだことがない方や、ふだんワインや洋酒を飲む方にもぴったりです。
ぜひその香りの違いを体験してみてください。
補足

他の人気だったり話題の焼酎のレビューは下記もご参考ください。
麦チョコと名高い人気の兼八。

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