【2分でわかる『アイルサベイ』】
プロのバーテンダーも注目する、現代ウイスキーの最新技術が詰まった銘柄です。
アイルサベイ(アーストン)とは
※ウィリアム・グラント&サンズ社はグレンフィディックやバルヴェニー、グランツなど人気の銘柄を持つ会社。アイルサベイは同社のブレンデッドウイスキー向けの原酒供給と、世界でのウイスキーの需要増に対応するために設立。
少人数・最新のテクノロジーで管理されている蒸留器)
位置)
公式サイト)
位置) ローランド地方。グレーンウイスキーをつくっている「ガーヴァン蒸溜所」に併設されている。
画像出典)
アイルサベイ(アーストン)ラインナップ
アイルサベイ
アイルサベイ シングルモルト 48.9%(スィート・スモーク)
・2016年のファーストリリースに続いて発売された第二弾
・「ISC2020」でゴールド賞に輝いた銘柄
香り 優しいスモーク、甘いショートブレッド、柔らかいアプリコット
味わい まろやかな甘み、バニラオーク、トフィー、トーストしたシナモン、柔らかなオレンジの甘さ
まるいバニラやオーク樽の甘さに、ほんのりとスモークやビターオレンジが顔をだすアイルサベイの名声を一気に高めた銘柄です。ロックでもゆったり楽しめる、暖かみの感じる優しいシングルモルト。
アーストン
いちおう蒸留所名は非公開ですが『アーストン』という名でもリリースされています。
アーストン 10年 ランドカスク
・「ランドカスク」は内陸の貯蔵庫で熟成されたもので、ピーテッド麦芽を使用。
・非常にスモーキーな仕上がりですが、穏やかなモルティ感を感じる独自のアロマが特徴。
香り スモーキー、木々のフレッシュなアロマや土煙の個性的な香り。
味わい スモーク、モルティ&ウッディ、独特のライトな甘みとほうじ茶のようなビターさ
封を開けたてはスモーキーさが強調されますが、少し時間が経つとオーク樽の甘みがじんわり広がる個性的な銘柄。昨今のシングルモルトの価格事情をかんがえると、3000円台で10年ものが飲めるのも嬉しいですね。
アーストン 10年 シーカスク
・「シーカスク」は、海岸近くの貯蔵庫で熟成され、ピートの要素もなく「ランドカスク」よりも万人受けするバージョン。
・滑らかで穏やかな香味に仕上がっており、海に近い場所で熟成された事で、わずかに感じる潮風が心地よい良いアクセントを与えています。
香り ナッティ、柔らかいバニラとオーク
味わい オーク樽由来の香ばしい焼き菓子のような甘さと紅茶のようなビターさ、わずかに感じる潮風。
コクのある甘さとわずかに感じる潮風が全体を締めている非常にバランスの良い銘柄です。
ランドカスクは少数の人に深く刺さるタイプですが、シーカス句は多くの人に愛されるタイプです。
『アイルサベイ』まとめ
最新技術の詰まった蒸溜所『アイルサ・ベイ』についてポイントをまとめました。
新しい蒸溜所は熟成年数の短いものが多い中で、アイルサベイはしっかりと熟成されており、今後のリリースにも非常に期待できますね。
多くの人におすすめ→アイルサベイ、アーストンシーカスク
個性的なウイスキーがお好きな人におすすめ→アーストンランドカスク
「アーストン」はシングルモルトとしてはまだ安価で手に入りますので、なにかのきっかけでブームが加熱して希望小売価格が揺らいでしまう前にぜひ一度お楽しみください。
(リンク先から見つからない銘柄があれば、こちらの記事もご参考ください)。
補足
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(ウイスキーが好きな方や新たな銘柄をお探しの方は、下記から気になる記事をご覧ください)
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